クリの座に包丁目を入れ、鬼皮を小出刃で座のほうから渋皮に傷を付けないようにむき取ります。
鬼皮を布巾で包むようにして渋皮の表面をこすり取ります。
又は、クリの表面の渋皮を水の中で乎でこすり取り、残った部分は歯ブーフシで軽く、こすり取ります。
虫食いなどを取り除き、鍋に入れ、灰あくを水を割合で合わせ、クリがかぶるくらいに注ぎ、一度沸騰させます。
または、そのクリを適当な容器に入れ、木灰と重そうをまぶしつけます。
一度で渋は抜けますはずで、これを流木にとってさらします。
しかし、渋が残っているようだったら薄めの灰あくでもう一度ゆでます。抜けていれぱ水で三〇分ほどゆでる、これは灰あくを完全に取る意味と、クリを充分に柔らかくする意味があります。
この時、もろもろになった渋皮を予でこすり取り、さらに筋を竹串で取り除きます。
水は茶色に濁り、あくが出てきます。
湯をわかしておき、炊いていますクリをすくい取って移し、さらに炊く。この作業をあくが出なくなり、濁りが澄み、炊きすぎるとクリの艶がなくなりますので避け、竹串がすっと入る柔らかさまでこの状態でもっていきます。
クリの持ち昧の香り、旨み、甘みかなくなりますし、足りないと固さが残るため、この加減がむずかしいところ。
一晩水にクリをさらします。
砂糖を煮とかして、ここヘクリを壊さないように静かに入れ、クッキングペーパーで蓋をしてことことと炊く。
よう、蜜をしみ込ませていく感じで、一〜一・五割ほど煮つめ、一晩寝かせて仕上げます。